明道館跡 八幡町/明道小学校敷地内

めいどうかんあと

明道館は、安永7年(1778)に稽古所として設立、天明3年(1783)に白谷十郎左衛門屋敷に設置されたことが確認できます。

その後、稽古所は「御稽古所」と名を改め、領主の庇護の下に整備・充実されていきました。

天明8年には稽古館、そして安政3年(1856)に明道館と改称します。

明道館には学制三章があり、①人倫を明らかにすること(人として守るべき秩序を認識すること)、②礼儀をもって先とすること(礼儀を重んじること)、③自ら行うこと(自ら率先して行うこと)をもって主となすことでした。

明道館の学風も薩摩士風を基本にしていたことがうかがえます。

明治5年(1872)に都城小学校ができ、その後、明治19年に都城尋常小学校となり、戦後になって今の明道小学校となりました。