西明寺跡 【標柱】

さいみょうじあと

 

西明寺は、臨済宗京都妙心寺末である二厳寺の末寺で、都城島津家の菩提寺のひとつです。

永徳3年(1383)6月の銘の雲版(うんぱん)があったこと、二厳寺の開山秋江和尚を中興の祖とすることから、二厳寺より前に造られたのではないかと考えられています。

幕末に藩から西岳の明観寺(みょうかんじ) に謹慎させられていた鹿児島の国学者八田 知紀(はったとものり)は、嘉永4年(1851)に西明寺に移され、幕末における都城で多くの武士に影響を与えました。