都之城(都城)大手門 【説明版】

みやこのじょう(みやこのじょう)おおてもん

 

都之城(都城)は、大淀川を見下ろす台地上に、その地形を利用して築かれた山城で、元和元年(1615)の一国一城令で廃城となるまで、主に北郷氏(都城島津氏)の居城で、支配の中心地でした。

都城の築城年代は定かではありませんが、永和2年(1376)4月25日の樺山資すけ久ひさ書状には城の名前を示す「ミやこのしやう」という記述がみられ、南北朝時代にはすでに存在していました。

この大手門は、実際に城があった時代に造られておらず、平成6年(1994)に城山公園整備事業の一環として設置されたものです。