旧島津家米蔵屋敷門 【説明版】

きゅうしまずけこめぐらやしきもん

 

 

元禄12年(1699)に設けられた米蔵屋敷は、明治17年(1884)に浄土真宗攝護寺(しょうごじ)の境内となりました。

江戸時代の建造と思われる門は、今も寺の通用門として残っています。

門の形式は格調高い中二階建ての長屋 門(ながやもん)です。

正面入り口には、大戸2枚、その両脇に潜(くぐ)り戸があります。

さらに、その脇に侍詰所が配されており、その上部は一部中二階になっています。

建築時期は不明ですが、移築されたものと思われる痕跡があり、都城領主館の表門が移築されたものではないか、との説もあります。