狭野神社
さのじんしゃ



狭野神社がある都島は、もとは「宮古島」の意味で、むかし皇居があった場所のことではないかと言い伝えられています。
その由緒はよくはわかっていませんが、永和元年(1375)に北郷義久が都城を築城した時に、参詣に不便だとして、城の東北5町余りの場所に社殿を建立・遷座し、須久束(すくつか)大明神と称したのがはじまりといいます。
明治2年(1869)に「狭野神社」と改称し、同6年1月に村社に定められました。翌年8月に、竜泉寺(りゅうせんじ)坂南側の高台に遷座されました。
さらに、昭和15年(1940)、皇紀2600年の記念事業として移転改築が計画され、同17年11月に、神武天皇を祭神として現在地に遷座されました。