利他の心を判断基準とする。『コロナ時代に通じる利他の心』
Ⅱ
コロナ時代に
通じる
稲盛塾長の言葉
RITA JUKU 塾生
2016年感想
これ以上、精神世界のことを忘れて
物質文明だけを追うと、
二十一世紀はたいへん暗い未来となる
NO1
◇物質という目に見える世界と、見えないけれど心に映し出されるような精神文明は、お互いに補完して発達したのではないか。
◇我々は脳細胞の中に心があるように思っている。ところが身体を形作っている何兆もの細胞が、実は心に関係しているのではないか。
◇人間の文化というのは、面倒くさいことを省くようにしてきた面があるが、面倒の中に含まれている大切なこともある・・・。それは、やはり愛。
人類初の8,000メートル峰全14座無酸素完全登頂を果たした登山家ラインホルト・メスナー、人類で初めて素潜りで100mを超える潜水記録を作ったフリーダイバーのジャック・マイヨール、壮絶過酷な荒行「千日回峰」を成し遂げた大阿闍梨。
これら超人的な取り組みをされた方々の体験談などを紹介しながら、「死に直面するくらいな苛酷な条件にさらされると、肉体はそれに適応できるような神秘的な力を発揮する」「宇宙の精気というか、プラーナというか、そういう不可思議なものが人間の生命力を通じて出てくる」と述べられています。
一方で、青森県の山村で、伝統的な食の知恵を生かした食事を提供するだけで訪れる人たちを癒しているおばあちゃんの話があり、心が美しい愛で満ちたものには、人間だけでなく植物や食材にまで影響することが語られています。
ここに示されているように、最近数十年で飛躍的に進化した物質文明を享受するだけでなく、精神世界に目を向ける。このことを正月休みのテーマにするとともに、日々の反省の中で常に心がけたいものだと思いました。
NO2
「心で思ったことは必ず実現するし、強く思えば思うほど必ず実現する」、偉大な塾長のこの言葉ですが、私のような経営者でも小さな成功体験のなかでその言葉を実感できた機会もあります。
今、新工場の計画を推し進めていく中で、なんとしても必ず成功させるという強い願望、こうありたいという願望が弱ければ達成出来ない。絶対に成功するんだ、という気持ちで取り組みます。
マイヨールの話の中で、私はイルカだと思い込むということでしたが、最近私も会社でカッとなったり、問題が起きたとき、自分は稲盛和夫だと思い込むことを実践しています。
すると大抵のことはスムーズに運びます。自分の気持ちがひと呼吸おけて落ち着くというのもあるのかもしれません。
塾長だったら、どう判断されるのか、何というのか、どうするのか、ということを考えれば多くのことはうまくいくのではないかと思います。
あと、この映画の存在は全くしりませんでしたので一度見てみたいと思いました。
出演されている木内みどりさんは子供の頃いつも日曜日に元気が出るテレビで見てました。
NO3
塾長が冒頭で言われている「物質という目に見える世界と、見えないけれど心に映し出されるような精神文明は、お互いに補完して発達してきたのではないか」という問いに対し、機関紙マラソンで塾長の深いものの考え方に触れるまでは、考えもしなかった事柄だったが、今はなるほど確かにと…自分の中に入ってきます。
「病は気から」とよく言われるが、これも塾長と京大元学長の細胞の話で論理的に理解出来ました。
そして、登山家のメスナー、素潜りのマイヨール、ダライラマ法王、大阿闍梨の千日回峰の実例というか、証明しがたい超人的なことを実際にやってのけている方たちの逸話を伺い、塾長が言われているように、表面的な粗い心ではなく、本来我々人間が持っている真我、微細な心、魂の奥底のレベルに到達することが出来れば、宇宙の生成発展の力をお借りして素晴らしい力が発揮できる。
つまり我を捨てて、愛、利他の心で人生を生きることが出来れば、すべてうまくいくということを、今回別の角度から学べたと思います。
また、塾長が言われるように、全世界の人々がこの心の世界の重要性に気付かなければ、近い将来、地球環境の取り返しのつかないレベルの破壊に繋がるような気がします。
ガイア1、2を実際に見れば、また深い気付きが得られる気がしますので、近いうちに見ようと思います。
NO4
人間は、心の持ち方次第で、常識では不可能と思えるような事でも成し遂げることができる。
思いは業を作り、原因を作る。
その原因が発現して出てくるのが、現象面での発現。従って、いいことを思えばいい結果が現れ、悪いことを思えば、悪い結果を招くということになります。
これは、直接にそうなるのではなく、思いが業をつくり、その原因が発現して現象となって表れてくるのです。
よい考え心で思ったことは必ず実現し、その想いが強ければ、強いだけ実現する可能性は高くなる。
人生、経営において成功をおさめる為にも、この考え方をしっかりと胸に刻みたいと思います。
NO5
物質文明が強調されてきた現代、まさしく、これからは精神世界との調和がとても大切になってきているし、また、そうならなければ地球は滅び、人類は滅亡に近いダメージを被るところまできているのではないかと感じています。
塾長が、物質文明で成功され、さらに精神世界でも我々に貴重な提言をしてくださっています。
これから、どのように生きればいいのか?
大分のお百姓さん赤峰勝人さんも、言われてますが、循環なき世界に継続はないと。
ズタズタに断ち切られた現代の循環を早急に取り戻す必要があると思います。
役割だと、ここでも塾長は話されています。
大山憲一郎としての今生での役割はなんであろうか?と考えた時に、
「発酵技術を使って、世の中に貢献し、人々のお役に立ち、地球にその技術を使って循環を取り戻す」ことではないかと、最近よく思うようになりました。
神(天)から、「お前は、発酵が好きだろう、発酵したものも好きだし、特に酒には目がないな、発酵させることも好きだろう、微生物が好きだろう、お前の役割は、それだ!その得意分野で世の中のお役に立て!」と言われているような気がします。
そんな、勘違いかもしれませんが、役割を楽しんで、悔いの無い人生を精一杯演じていきたいと思います。
いいものを
多くの人に観ていただいて、
そのお金が
次の新たな制作につながるのが嬉しい。 龍村仁氏
想いからスタートしたプロジェクトが、様々な人に共感を呼び、伝播していった良い例だと思いました。
その想いを塾長も受けとめられて、第2番が完成したことは素晴らしいことです。
ぜひ、前々から関心のあったこの映画をなるだけ早く観てみたいと思います。
NO6
物質的な世界、科学的な世界のみならず、精神世界を大切にしていくことが今後の人類の進歩・発展に繋がっていく。
前号の“存在”の話がすごく心に響く。
私は、與田をしている。
全てのものは宇宙と繋がり、調和し、愛ある世界を創っていく。
非常に大切であり、私自身その中の一つであることを意識し、人生を歩んでいきたい。
- 利他の心を判断基準とする。
- 「OSUDE RITA(お酢で利他)に込めた想い」2021.4.12 大山食品㈱
- 塾長講和「利他の経営の真髄」感想
- 塾長講和「壁を突破する」感想
- コロナ時代に通じる塾長の言葉「困難に正面から取り組む」感想
- コロナ時代に通じる塾長の言葉「これ以上、精神世界のことを忘れて物質文明だけを追うと、二十一世紀はたいへん暗い未来となる」感想
- 「不況は成長のチャンス」2021.5.19 えびの電子工業㈱
津曲慎哉さんは、たしか数年前に結婚したばかりで、新米オヤジとして「家庭と仕事の両立」の大切さを身をもって感じているところだと思います。そんな新社長の「(家族の気持ちで)全従業員の物心両面の幸福を追求する」姿勢に期待します。<えびのファン>